突然ですが、こどもが夜間休日に急な発熱や怪我をした場合の備えはしていますでしょうか?!
相模原市の場合、夜間休日の急患に対応するためには、相模原救急医療情報センターへ電話をするのが鉄則です。
その場合、夜間休日に空いている診療所を紹介されるので、そこに向かうことになりますが、不測の事態で車を運転できないことなどがあるかもしれません。
そんなとき、家にいながらにしてこどもを診察してくれたら有り難いと思いませんか?
実は、ファストドクターに登録しておけば、オンラインで診察してくれるだけでなく、お住いの地域によっては実際にお医者さんが訪問してくれるかもしれません。
今日は、そんなファストドクターのサービスについてお話ししたいと思います。これを読んで、お子さんがいらっしゃる方は急な怪我な病気への万が一の備えとして参考になればと思います。
ファストドクターとは
ファストドクターとは、ファストドクター株式会社が運営する、全国の医療機関から構成されている時間外救急の総合窓口(プラットフォーム)です
具体的には、
- 119番との連携
- 医師による緊急判定(トリアージ)
- 地域の緊急病院紹介
- 夜間休日往診(緊急往診)
- オンライン診療
- 医療従事者による医療相談
となります。
ただし、利用するには対応エリアの対応に住んでいる必要があります。
注目すべきは、夜間休日往診(緊急往診)とオンライン診療です。この2つについて解説していきます。
夜間休日往診とは?
夜間休日往診とは、自宅まで医師が訪問し、診察、検査はもちろん、その場で処方薬を受け取ることができます。
健康保険適用の診療であれば、通院時と同じ最大で3割負担での医療費負担になります。実質的な追加費用は交通費のみとなります。また、その際の交通費は最大1,000円だそうです。
さらに、支払いは診察時ではなく、クレジットカード・コンビニ後払いになります。
オンライン診療とは?
オンライン診療では、スマホでのビデオ通話による診察を行い、処方薬を受け取ることができます。
対応時間は
- 平日は19時から24時まで
- 土曜日は18時から24時まで
- 土曜祝日は7時から24時まで
となっています。
診察料は1割負担者で600円から、3割負担者で1700円となっています。
症状や時間帯で金額が増加するようです。受付時に金額が確認できるのでよく確認しましょう。
自治体が発行する医療証(子ども医療証・ひとり親家庭医療証など)も利用できる
ファストドクターは自治体が発行する医療証(子ども医療証・ひとり親家庭医療証など)も利用できます。
したがって診療費と処方薬が医療費助成の対象になりますので、こどもの医療費の軽減が可能です。
ただし、往診者が自宅まで向かう交通費がかかることは変わりません。
相模原市でも一部対応エリアになる
21年10月現在、相模原市南区の一部地域がファストドクターの対応地域となります。
近隣では町田、大和、座間の一部地域が対応地域です
今後相模原市でも対応エリアが拡大する可能性があるので、まずは
郵便番号で往診エリアを確認しましょう。
まとめ:子ども医療証を持っている家庭はファストドクターによる診察を選択肢に入れよう
いかがでしたでしょうか?
ファストドクターは子ども医療証を持っている家庭の方であれば、医師の交通費のみの負担でこどもが診察を受けることが可能です。
とは言え、相模原市であれば休日や夜間に急病になったとき、まずは相模原救急医療情報センターに電話し、診療可能な医療機関を紹介してもらうことが第一です。
しかし、ファストドクターに登録しておけば、夜間休日往診かオンライン診療を受ける選択肢が増えます。もし、急病の際に車を運転できないなんらかの状況が陥った場合でも、特に小さなお子さんをお持ちの方であれば、医師による適切な診察をいつでも受けることができる安心感を持つことができます。
まずはお住いの地域がファストドクターの対象地域かどうか確認の上、対応地域であれば迷わず利用できるよう、LINEの登録をおすすめします。
医師の交通費やオンライン診療の診察費用はかかりますが、高額の費用負担にはなりません。金銭的負担が心配な方は受付時におおよその金額を確認できます。家族の不測の事態に備え、診察を受けることができる選択肢を増やしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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